アフリカ舞台の映画にハマる [映画]
最近、いや、ちょっと前、2本連続で映画を見に行きました。
「ラストキング・オブ・スコットランド」と「ブラッド・ダイヤモンド」です。
画像はそれに「ホテル・ルワンダ」(ドン・チードルが隠れて映ってない…)を加えたサントラ3枚。
アフリカ舞台の映画といえば、社会情勢とからんだシリアスなヒューマンドラマが多い。
「ラストキング・オブ・スコットランド」はウガンダの実在の大統領アミンを若きスコットランド人医師の視点で描いた作品。
アミンといえば、子供の頃に新聞の夕刊広告で見た「食人大統領アミン」を思い出す。
実際には食人はしていないそうだが、反対派の粛清や住民の殺戮などアフリカのヒトラーと呼ばれる人物であったらしい。
映画ではフォレスト・ウィッテカーが、そのアミンの権力者ゆえの自信に満ちた強い姿と、その反面、疑心・恐怖と隣り合わせな姿を上手く演じている。
その二面性のバランスが崩れていくことで狂気に走っていくのか。
かなり無責任に描かれているスコットランド人医師は実在の人物なのか分からないが、アフリカにおける白人(もしくはヨーロッパの国々)の象徴のようにも思える。
この映画、劇場で見た時、ラスト20分前に映写機が壊れるというオマケ付き。
お陰で“あのシーン”を2度観る破目に…。
そのお詫びで貰った特別招待券で見に行ったのが、「ブラッド・ダイヤモンド」。
こちらはシエラレオネ紛争とその影で暗躍する紛争ダイヤをめぐる様々な人間を描いた作品。
レオナルド・ディカプリオがローデシア生まれの傭兵役を好演。
映画館ではカップルがバケツのようなポップコーンを抱えて入ってきていたが、すぐ序盤のシーンを見て食欲を無くさないか、他人ながらちょっと心配になる。
戦争映画並のかなりドンパチの多い映画で、ディカプリオのようなハンサムには限界かなとも思ったが良かった。
しかし、それ以上に助演のジャイモン・フンスーが良くて主役を食っていたように思う。
ジャイモン・フンスーは「グラディエーター」にもでていたよなあと思っていたら、そういえば「グラディエーター」繋がりで「ホテル・ルワンダ」にはホアキン・フェニックスが出ていたのを思い出す。
「ホテル・ルワンダ」も含め、どの映画もメッセージの強い映画。
“テレビを見ている人は「かわいそうだね」と言ってディナーを食べるだけ”と言う「ホテル・ルワンダ」でのホアキンの台詞が痛い。
個人的に点数をつけると、
ホテル・ルワンダ…10点
ブラッド・ダイヤモンド…7点
ラストキング・オブ・スコットランド…6.5点
ちなみに、サントラは、
ホテル・ルワンダ…9点
ブラッド・ダイヤモンド…7点
ラストキング・オブ・スコットランド…8点
ヒューマンドラマが多いだけに音楽もドラマチック。そして熱いアフリカンビート。
特に「ラストキング・オブ・スコットランド」でスコア以外に使われているアフロジャズとかカッコイイ。
しかし、輸入版の上に張ってあるテープは何とかならんのか…。
Blood Diamond [Original Motion Picture Soundtrack]
- アーティスト: Alan Brown, Allen Walley, David Ayre, David Johnson, Dominic Black, Leon Enrique Bosch, Mary Scully, Paddy Lannigan, Simon Benson, Stacey Watton
- 出版社/メーカー: Varese
- 発売日: 2006/12/19
- メディア: CD
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はじめまして(^-^)
わたしも、最近アフリカ舞台の映画良く観てます。
南アフリカを舞台にした『ツォツィ』も良かったですよ☆
音楽もドスがきいててかっこよかったです。
by ジジョ (2007-05-08 01:40)
おお!はじめまして!!
コメントありがとうございます。
映画・音楽ともどもちょっと調べてみます。
しかし、下に付いてる広告が「ピンクダイヤのアクセサリー」ってのが…。
by silencer169 (2007-05-08 02:02)