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『それでも生きる子供たちへ』 [映画]

今日は2007年7月7日。
7・7・7とフィーバーな日ですな。

さて、この間、映画を見てきました。
『それでも生きる子供たちへ』という7本の短編のオムニバスで、監督にはスパイク・リー、リドリー・スコット、ジョン・ウー等も参加している。

映画では世界中の様々な境遇の中で生きている子供達を描いている。
ルワンダ内戦の少年兵、アメリカのエイズ問題、ブラジルのファベーラ、中国の貧富の格差等、よくありがちな題材でもあります。
しかし、どの作品も“世界ではこんなに大変な子供たちがいるんですよ、だから守りましょう”的なものではなく、どんな境遇でも逞しく健気に生きる子供達の強さを描くことで、そこに希望を見い出しているようにも思う。

スパイク・リー監督『アメリカのイエスの子ら』は、他の作品と異なって社会が整っているアメリカらしい物語展開となっている。

カティア・ルンドの『ビルーとジョアン』はフェルナンド・メイレレスと共同の『シティ・オブ・ゴッド』と同様、ブラジルのファベーラと呼ばれる貧民街の子供達を描いているが、あちらみたいに血生臭いものではない。暴力に走らず一生懸命生きているところに救われる思いがする。

リドリー・スコット(娘のジョーダンと共同)の『ジョナサン』は「世にも奇妙」的なファンタジーストーリーになっているが、子供の力強さがテーマなのは共通。この作品、映像も美しく、サウンドプロデュースをハンス・ジマーがするなど力がとても入っている。

ジョン・ウーは個人的にはあまり好きじゃないほうだけど、『桑桑と子猫』が意外にも良かった。
やっぱり同じアジアということで、感情のツボに入ってきやすいのかなあと。
あと、ルワンダの少年兵を描いた『タンザ』が一番切ない気持ちになった。

どの作品も短編ながら、上手く纏めているしメッセージもグッと伝わってくる。
もし、DVDが出るのなら、メイキングなどもう少し深く見てみたい気がした。



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