『アフタースクール』

最近、やたらと大泉洋がテレビに出てますな。

この金曜日には「探偵！ナイトスクープ」にも顧問として出ていました。
まあ映画の封切前なんで宣伝ということもあるのでしょう。

で、その映画『アフタースクール』を観てきました。

全く、前情報無しに行ったので、どんな映画かもあまり知らないままでした。
そう言えば、メディアもあまり内容については触れていないような…。

映画を観てなるほどと思いました。

---ちょっとネタバレあり---

練りに練って仕込んだストーリーは、中盤からどんでん返しで二転三転し、最後で答え合わせする展開。

まず、序盤シーンに「先入観」で騙されてしまいます。
それに大泉洋はじめ、佐々木蔵之介、堺雅人の俳優イメージにも騙されている部分も、結構、あるなと思ってしまう。

また携帯の画像や動画、防犯カメラの映像なんかも「先入観」を与える小道具になっている。

実に上手い脚本。
ああ、やられたって衝撃のラストではないけれども、ハハハと微笑ましくなる感じで、客席の雰囲気もそんな感じでした。

この映画、騙しあいのストーリーを観客も一緒に騙されていく感覚で、とても面白かったです。

また、大泉扮する中学教師と佐々木の扮する探偵とのやり取りが興味深い。

不良とかやさぐれた感じがカッコイイという事に対するアンチテーゼ的とも思えるセリフも、ちょっと最近の風潮に反して他に無いまじめなイメージを受けました。

ちょっと、ネタバレになったかな…。

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