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『ディファイアンス』 [映画]

なんか森の中でゲリラ戦をする映画が続いています。(笑)

日本では別なところでも話題になった映画『ディファイアンス』。
思った以上に上映している映画館が少ないこと…。
ま、それは置いといて、いたって真面目な映画です。

舞台は第2次大戦中のベラルーシ(白ロシアともいいます)。
ユダヤ人のビエルスキ兄弟は命からがら森へ逃げ、同胞を匿いつつ小さな生活共同体を作るところから始まる。
ユダヤ系パルチザン部隊を作り、広大な森を根城にゲリラ活動を展開するが、やがて仲間や逃げてきた人々で膨れ上がり、様々な困難に直面する。

映画はただ真面目な重たい映画って訳でもなく、エンタティメント性も結構あります。
監督は『ブラッド・ダイヤモンド』のエドワード・ズウィック。
そういえば、なんとなくテンポ感とか映画の作りが『ブラッド・ダイヤモンド』に近いかも。

主演で長男トゥヴィアをダニエル・クレイグが演じている。
『007/慰めの報酬』とダダ被ってます。

映画を見て思ったのは、ロシア人との会話はロシア語でユダヤ人同士は英語を使っていてちょっと違和感を感じる。
実際、ロシア系ユダヤ人はヘブライ語?を使っていたのだろうか。

それと、やっぱり現代情勢と重ね合わせてしまう。
偶然なのか映画では1200人のユダヤ人を救ったとありましたが、ガザでは簡単にパレスチナ人1200人以上(ほとんど民間人)を殺していますからねえ。
ドイツ軍は戦車や爆撃機を使ってパルチザンを追い詰めていますが、同じ事をやってるやんと…。

それがメッセージとしてあるなら凄い映画です。
まあ、ずっと前から作っていたし、それは無いでしょう。

この映画では、ただ虐待されていただけでなく、ユダヤ人も働き、戦っていたという事、ユダヤ人自身も憎しみによって惨劇を引き起こす描写というのもある。
ガザのことが無ければ、もっとストレートにメッセージが伝わったかもと思います。


悲しい歴史があり、偉大な人物がいたことに否定はできませんが、この映画を契機に今を見つめ直しても良いかもしれません。

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