『キーパーある兵士の奇跡』を見ました：好きなもんはしょうがない!：SSブログ

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『キーパーある兵士の奇跡』を見ました　[映画] [編集]

先日紹介した映画『キーパーある兵士の奇跡』を見てきました。

考えてみたら、大阪の繁華街に出るのは今年初めてかも…。
『鬼滅の刃』が大ヒットしているとは言え、
それ以外は映画館の入りがまだまだ少ないですね。

で、『キーパー』の方は一番の衝撃ネタバレは、
エンディング曲がノエル・ギャラガーの“The Dying of the Light”でした。w

マンチェスター出身のアーティストで、
マンチェスター・シティFCが死ぬほど好きな人という事で、
この映画を見る前から、なんとなく頭によぎっていたのですが、
まさか本当に使われていたとは…。
事前情報無しで見ていたので、エンディングではちょっと笑ってしまいました。

ここからはストーリーのネタバレもあるので、
これから見る人は気をつけてください。

この映画はサッカーを舞台にしてますが、手に汗握るスポ根物ではありません。
試合の中のドラマ性を求めると拍子抜けするかもしれません。

なのでマンチェスター・シティに入団してからの展開はあっさりしたもの。

1956年のFAカップ決勝、バーミンガム・シティFCとの伝説の一戦も試合展開は得点シーンのみ。
相手選手のタックルで首を骨折しながらも17分プレイを続けたシーンも描かれますが、
これがこの映画のラスト一番の盛り上がりにはなってません。

この試合の後に息子が交通事故死するストーリーとなってます。

史実ではこの試合の直前に息子は亡くなっており、
その死を乗り越えて、栄冠に輝くというストーリーも書けたはずですが、
単なるサクセスストーリーにしなかったのは
兵士として受けた心の傷からどう立ち直っていくのか、
主人公バートのサッカーをする意味を問うてるからでしょうね。

そういう意味では朝ドラ『エール』の戦後のストーリーと
テーマが通じるものがあるなと感じました。