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The Beatles / The Long And Winding Road [音楽(~70年代)]

緊急事態宣言が3月まで伸びそうな気配ですが、
1月16日に音楽プロデューサーのフィル・スペクターが
新型コロナウイルス感染による合併症で亡くなったというニュースがありましたね。

フィル・スペクターといえば、60〜70年代にかけて
「ウォール・オブ・サウンド」という制作手法を編み出し、
以降の音楽制作に大きな影響を与えました。

しかし、薬物の常習や奇行が目立ち、
2009年には、ラナ・クラークソン殺人事件で有罪となり、
禁固19年の判決を受け収監されていました。
この件はミステリー系のバラエティ番組なんかでも
紹介されていたりしましたね。

亡くなった事もあまりニュースも取り上げられる事もなく寂しいものでした。

フィル・スペクターのプロデュースによる作品で
ワタシの印象に残ってるのはビートルズの『LET IT BE』ですね。

その中でも“The Long And Winding Road”は
フィルのアレンジにポール・マッカートニーが激怒して
ビートルズ解散の一因になった曲です。




元々はシンプルなアレンジの曲でしたが、
フィルはオーケストラとコーラスをオーバーダビングしています。

これらのパートについても何テイクも繰り返し重ねて音の厚みを増していく
「ウォール・オブ・サウンド」を実践しています。

後にフィルのオーバーダビングが無い
元のアレンジに近いバージョンが収録されている
アルバム『LET IT BE…NAKED』もリリースされているので聴き比べても良いですね。

でも、ワタシはフィル・スペクターのこのアレンジも好きですけどねえ。



Let It Be

Let It Be

  • アーティスト: Beatles
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1991/07/20
  • メディア: CD
レット・イット・ビー・ネイキッド

レット・イット・ビー・ネイキッド

  • アーティスト: ザ・ビートルズ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2013/11/06
  • メディア: CD


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ゆうのすけ

フィル・スペクターが逝去された話は何かのニュースで知ったんですが大きく取り上げられることなく過去の話になっちゃいましたね。
フィル・スペクター(ウォール・オブ・サウンド)というと まず思い出すのが 大瀧詠一氏。今年は『A LONG VACATION』発売からまる40年になるんですよね。(脱線・・・^^;)
ビートルズ世代ではない私は グループとしてのビートルズに はまることは無かったんですが
この「The Long And Winding Road」は一番好きな作品なんですよね。長く曲がりくねった道・・・歌詞の直訳だと ”君の扉”に当たる意味を 人生だと思って聴いていたんですね。^^;幾度か(今でもですが)先が見えなくなりかけると この作品を思い出すことがあるんです。また進まなくては!と。♬~
by ゆうのすけ (2021-01-31 01:23) 

silencer169

>ゆうのすけさん
ワタシも一周回ってビートルズを聴き始めたんですが、w
きっかけはこの曲でしたね。
不仲になっていたビートルズメンバーへのメッセージだったと言われていますが、どこか人生にも擬える歌詞ですよね。
『A LONG VACATION』の40周年記念盤も出ますねえ。「カナリア諸島にて」は永遠の名曲ですね!
by silencer169 (2021-01-31 10:50) 

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