鶉野飛行場跡戦争遺跡めぐり（1）：好きなもんはしょうがない!：SSブログ

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鶉野飛行場跡戦争遺跡めぐり（1）　[旅行・遠出] [編集]

7月末に鶉野（うずらの）飛行場跡とその周辺に点在する戦争遺跡を巡ってきました。

まず最初に向かったのは北条鉄道法華口駅近くの「北田池L字型防空壕」。
現地見学会があるとニュースで見たので、なかなか無い機会なので、
その日程に合わせて来ました。

見学会が開催されるのも、バイパス道路建設のために防空壕が取り壊されるからで、
ニュースになっていたのもそのため。

バイパス道路建設で山が切り開かれて、上部に防空壕が剥き出しになってます。

こちらが入り口。
前室と本室に分かれており、コンクリート製のかなり頑丈な作り。
姫路航空隊基地があった敷地の西端に位置して用途は不明だそうです。

本室は幅約3m、天井はアーチ状で8.5mほど長さがあって折れ曲がってます。

元々の換気口以外にも、コンクリートの検査をしたのかいくつか穴を開けていて、
光が差し込んでます。

左に折れると19mの部屋が続いてます。
中はサーキュレーターで換気されていて暗くジメジメした感じもないですね。

外に出て外観も観察。
剥き出しになってますが、実際は作った後に土を盛って丘のようにカモフラージュしたそうな。
鶉野は台地状の地形で、飛行場建設や斜面を利用した防空壕の設置に適していたようです。

これだけの物を取り壊すのは勿体無いですね。
他の場所に移すことはできなさそうなので、
せめて道路を迂回させるとか、下を潜らせるとかできなかったんですかねえ。

ウクライナのキーウ（キエフ）やハルキウ（ハリコフ）で住民が避難するのに使ったのが
第2次世界大戦時の防空壕だったと聞きます。

そのような用途で使われる事はあってはならないですが、
何かこの防空壕も活かして欲しかったですね。