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『チェ 39歳 別れの手紙』 [映画]

うーん。
この映画を見ていろいろ思うところがありました。

キューバ革命達成までを描いた『チェ 28歳の革命』は言わば絶頂期。
この映画では、その後、新たに革命を指揮するためにボリビアに渡り、そして失敗し死を迎えるまで描いている。

ゲバラ自身は考え方や行っていることはキューバもボリビアも変わらない。
山に籠もり、ゲリラ戦を展開しながら、勢力を拡大していく。
人を大切に想うから、農民を労わり、兵士には戦うこと以外にも学校教育の重要性を説いた。
キューバでは兵士はモチベーションも高く、農民市民も協力的でカリスマ革命家を支えた。

本作では、アメリカは共産圏の拡大を抑えたかったし、ソ連もまたゲバラを嫌っていたので協力を拒んでいたという背景はある。
けれども農民からは信用されず、兵士のモチベーションも低いボリビアの地ではやる事なす事失敗する。
結局は個々の意識が高くないと、大きな力となりえないのかなと。

それと、リーダーとしての広い視野を持つことの重要性。
がむしゃらさが革命家であるのかもしれないけれども、理想だけではやっていけない。

それは、戦争とかイデオロギーとかは置いて、身の周りの会社とか組織とかでも同じなのかもと思ったりしました。
ちょっと、自分の事と照らし合わせて考えて見たりも。

2作ともとても良くできたヒューマンドラマです。
しかし、ほとんど無音のスタッフロールは…。

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