キスカ島撤退作戦 [雑記]
前回、『歴史群像』では 触れませんでしたが、
ちょうど1943年の7月29日に第1水雷戦隊がキスカに突入、
1時間程で島内の約5,200名の守備隊全員を収容して撤退した日ですね。
この作戦の成功には天候や米艦隊が補給のために包囲網を解くなど
運が良かったのもありますが、
指揮した木村昌福少将の冷静な判断と指揮も大きいでしょう。
木村少将は敵味方の人命を尊重したことでも有名で
日本よりもアメリカでの評価の高い軍人でした。
随分昔に映画化もされましたが、登場人物は実名でなかったり…。
イギリス軍の撤退作戦を描いた『ダンケルク』が作られたのだから、
よりドラマチックなキスカ島撤退も改めて作ったら良いのにと思ってしまいます。
そして、もう一人、この作戦の立役者が樋口季一郎中将で、
陸軍守備隊を麾下におく北方軍の司令官でした。
樋口中将は撤退を素早くスムーズに行うために、
当時の陸軍ではあり得なかった兵士の小銃などの装備を投棄する命令を出してます。
樋口中将については迫害を受けて満州国境まで逃れてきたユダヤ人を助けた事や、
8月15日の日本降伏後に攻めてきたソ連軍を樺太や千島列島の占守島での防戦を指揮し、
北海道を救った人物でもあります。
この事でヒトラーやスターリンから睨まれた日本では珍しい軍人です。
青春時代から戦後まで波乱万丈の人生を送った方で、
こちらも大河ドラマになっても良いくらいなのにと思いますね。
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ちょうど1943年の7月29日に第1水雷戦隊がキスカに突入、
1時間程で島内の約5,200名の守備隊全員を収容して撤退した日ですね。
この作戦の成功には天候や米艦隊が補給のために包囲網を解くなど
運が良かったのもありますが、
指揮した木村昌福少将の冷静な判断と指揮も大きいでしょう。
木村少将は敵味方の人命を尊重したことでも有名で
日本よりもアメリカでの評価の高い軍人でした。
戦場の将器 木村昌福―連合艦隊・名指揮官の生涯 (光人社NF文庫)
- 作者: 生出 寿
- 出版社/メーカー: 光人社
- 発売日: 2005/10/01
- メディア: 文庫
随分昔に映画化もされましたが、登場人物は実名でなかったり…。
イギリス軍の撤退作戦を描いた『ダンケルク』が作られたのだから、
よりドラマチックなキスカ島撤退も改めて作ったら良いのにと思ってしまいます。
東宝・新東宝戦争映画DVD 9号 (太平洋奇跡の作戦キスカ(1965)) [分冊百科] (DVD付) (東宝・新東宝戦争映画DVDコレクション)
- 出版社/メーカー: デアゴスティーニ・ジャパン
- 発売日: 2014/05/13
- メディア: 雑誌
そして、もう一人、この作戦の立役者が樋口季一郎中将で、
陸軍守備隊を麾下におく北方軍の司令官でした。
樋口中将は撤退を素早くスムーズに行うために、
当時の陸軍ではあり得なかった兵士の小銃などの装備を投棄する命令を出してます。
樋口中将については迫害を受けて満州国境まで逃れてきたユダヤ人を助けた事や、
8月15日の日本降伏後に攻めてきたソ連軍を樺太や千島列島の占守島での防戦を指揮し、
北海道を救った人物でもあります。
この事でヒトラーやスターリンから睨まれた日本では珍しい軍人です。
青春時代から戦後まで波乱万丈の人生を送った方で、
こちらも大河ドラマになっても良いくらいなのにと思いますね。
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