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映画三昧の一日② 『デイズ・オブ・グローリー』 [映画]

23日は、夕方、大阪に戻ってきて今度は「第14回大阪ヨーロッパ映画祭」。

『デイズ・オブ・グローリー』の当日券を買おうと早めに会場のリサイタルホールに行く。
会場は、前に上映される映画の入場行列ができていて結構な盛り上がり。
そういえば、そのほかにもいろいろ映画をやるけど、全くチェックしてなかった。
今、あらためてHPを見ると見たい映画がいくつかあるなあ。

梅田界隈で時間をつぶして、上映時刻直前に行くと、すでにほとんどの席は埋まっている。

『デイズ・オブ・グローリー』はフランス・アルジェリア・モロッコ・ベルギーの映画。
http://www.oeff.jp/1044-Indigenes.html
先にも書いたように、第2次世界大戦中の自由フランス軍に参加した北アフリカのフランス植民地の義勇兵の物語。
ただ、単なる戦争映画としても見れるが、複雑な時代背景があるだけに、多くの人は理解できるのかなあと思ったりも。

物語は、1943年、連合軍が北アフリカに上陸し、ドイツの傀儡政府であるヴィシー政府から解放されたアルジェリアやモロッコで自由フランス軍の義勇兵を募り、訓練するところから始まる。
部隊はイタリアで流血しながらも初陣を飾り、いよいよ南フランスを皮切りに“祖国”解放フランスへ進んでいく。
この辺りは、最近でも『バンド・オブ・ブラザーズ』や『プライベート・ライアン』とか、まあ古くからの戦争映画の王道パターンとも言える。
ただ、大きな違いは、部隊はアフリカ系やイスラム教徒等で構成されており、常に最前線の危険な箇所に投入されるが、受勲・昇進はフランス人ばかりで、休暇も無く待遇も差別的である。

映画での彼らは純粋にフランスへの愛国心と自由を取り戻すために戦っている、そして、自分達の地位や平等さを勝ち取るため、新たな困難な任務に就く。

ワタシも詳しくは無いが、この映画には旧植民地の義勇兵に対する恩給問題や、現在のフランスが抱える移民問題と言った部分に対するメッセージ性がある。
特にエンディングは『プライベート・ライアン』と比べると、あまりにも対照的で生き残った者の運命が残酷な物だったかを際立たせることになっていると思った。

あと一つ、主役の一人の兵士が劇中常に右手をポケットに入れたままにしているのだが、その意味が結局、何故なのか解らなかった。






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コメント 2

JOJO

はじめまして。主人公の一人、ジャメル・ドゥブーズが常に右手をポケットに入れているのは、事故で腕を切断したからなはずです。人気コメディアンでテレビにも出演していますが、いつも映画と同じ様な状態です。
by JOJO (2007-11-30 10:37) 

silencer169

>JOJOさん
こんにちは。とても印象的だったのですが、そう言う事だったのですね。お教えいただきありがとうございました。
by silencer169 (2007-12-01 00:51) 

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